「すぐ傍で...


「ありがとう」 すぐ傍で言える
そんな些細なことが 二度と叶わない



ぼんやり 雪溶けの道を行く 車を見送る
全てが壊れたこの心 今はまだ彷徨う
「何で...」と 呟いても何一つ 変わりはしないけど
冷たいベッドの上でただ 何度も問いかけた

太陽が昇る度に 照らされる大地は まだ瓦礫の中

ずっと君と手を繋ぎ 微笑いながら
生きて行けると 思っていた
これ以上 何を失えば
この腐敗した世界 変わる時が来る...



本当の正しさは誰にある? 神様じゃなくても
自分の信じた正しさを まっすぐに歩めと

呼ぶ声が聴こえる こんなに汚れた時代に まだ光はある

「ありがとう」 すぐ傍で言える
そんな日々には もう戻れないとしても
これ以上 誰かに哀しみが
降り注ぐなら もう立ち止まっていられない



ここから 歩き出す道は
地図も何もないけど 迷いは無かった
この身が、この命がある
だから守れる未来 まだ残されてる

「ありがとう」 すぐ傍で言える
そんなステキな世界 もう一度信じて
誰もが 争いの果てに
涙が見えたなら 虹が架かってゆく



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